このところ恒例となった、「やぶさんと行くアメリカツアー!」
「明日の日中(今日だけど)時差ボケで大変だろうな・・・・」と思いつつ、
やる気のあるうちにツアーの模様をアップしてしまおうかと・・・・・・・
というわけで行ってきましたアメリカはワイオミング州のデビルズタワー!
写真だけだとなかなか大きさがわかりませんが、下から386mほどです。
昨年、やぶさんがヨセミテの帰りの飛行機で、地球の歩き方を見ながら
「来年はここを登るじゃねえかい。」
と言ったのを夏前に思い出し、ひそかに準備を進めてまいりました。
その割に、荷物をまとめたのは出発の前夜でしたが・・・・・・。
さて、去る9月11日(土)、やぶさん邸からタクシーで成田空港まで。
そこからソルトレイクシティに行き、乗り継ぎでワイオミング州隣の、
サウスダコタ州西端のラピッド・シティという町に、11日夕方着きました。
その日は近くのモーテルに泊まり
中華レストランで明日からの鋭気を養い
翌日の食料も調達
「この全長40cmの”おばけサンドイッチ”がたった$6.99 カピっ!」
さて、翌日9月12日
とりあえずデビルズタワーまで行って、現地の様子を見てから次の日にでもアタックしようかと、
ビジターセンターに行き、クライミング届を出しに行くと、
「どこ登るの?」
「ふーん、そう。3パーティ先に取り付いてるよ。下山届出しといてね。」
と軽く言われ、
「登っていいなら、じゃあ登るか。」
といった感じで、アメリカ到着翌日にアタック開始となりました。
いきなり予定外のクライミングで緊張気味のやぶさん
トレイルから外れガレ場を登り、クラックが始まる取り付きに向かいます。
取り付きはこんな感じ
我々の登る予定の「DURRANCE 5.6、6ピッチ」には先行パーティがいました。
(ちなみに緑のTシャツパーティは隣のルート)
1、2ピッチ目は「えっ、これが5.6?」と思うほど壁はたっていますが、
クラック以外にホールドが拾えるので、やはり小川山レイバックなんかより簡単でした。
取り付きで見上げる、不安そうなやぶさん
1ピッチ目終了点付近から見た取り付き
2ピッチ目もこれまた綺麗なクラックが続きます。
2ピッチ目をフォローするやぶさん
3ピッチ目も広めのクラック
4ピッチ目、やぶさんがリード中の写真撮ってくれました・・・・・
4ピッチ登り終えてテラスで一休み
5ピッチ目は狭いチムニー
6ピッチ目は、そのまま直上出来ますが、我々はオリジナルルートでトラバースしました。
写真は直上の「BAILEY DIRECT 5.5」
オリジナルルート核心「ジャンプ・トラバース」フリーで行くと5.8です。
そこから草の生えた大きなテラスをトラバースし
壁の途中にこんな歩ける所もあるんですね~
最後はやさしい3級の岩場を登り・・・・・・・
傾斜の落ちたトレースを進むと・・・・・
一年間温めてきた、デビルズタワー の頂きでした!!
「山頂で『未知との遭遇』はできなかったけど、ノートがあったのでコメントしておいたカピ!」
帰りは当然懸垂下降です。
申し分ないラッペルアンカー
無事終了!
振り返るやぶさん
この日は公園内のキャンプ場へ
予約はできませんが、空いてさえいれば1サイト$12で泊まれます。
デビルズタワーとエスパース
13日の翌朝、真っ赤なタワーが出迎えてくれました。
まわりの草原にはこんなかわいい住人も・・・・
オグロプレーリードック
そして、昨日出来なかったタワーを一周した後、我々は次の場所へと・・・・・・・・
向かった先は、めちゃくちゃベタな観光地。知らない日本人はいないであろう
「ラシュモア山国立記念公園」へ
もともと1874年頃のゴールドラッシュ時代、
アメリカ・インディアンの土地を白人が奪った経緯のあるこの土地には、
さらにもう一つ、白人たちと勇敢に戦ったアメリカ・インディアン・スー族の英雄「クレイジー・ホース」の
巨大彫刻(作りかけ)があり、これも観光地化されているのです。
こちらはインディアンが望んで作ったものではないらしいのですが、とにかくアメリカ人(白人)は、
でかいとか、そういった類のものが大好きな人種なのですね・・・・・・・。
ということで、次は「クレイジー・ホース記念碑」へ
今はまだ顔だけですが、完成すると170mの像になるんだとか。
そしてこの日は、ウインド・ケイブ国立公園のキャンプ場へ
ここもデビルズタワーと同じように泊まれます。
やぶさん好物の「赤身だけのステーキ」がいい具合に焼けてきました~。
9月14日はバッドランズ国立公園へ
途中、バッファロー(アメリカバイソン)に出会えました。
こんな所も走ってみました。
ニードルズハイウェイ
バッドランズはグランドキャニオンを彷彿とさせるような荒涼とした世界・・・・・・・
そしてラピッド・シティへ戻り、翌日の帰国に備えました。
「今回も途中、いろんな人に助けてもらったりしていい出会いがあったカピっ」
「やぶさんお疲れ様だったカピっ。」
詳しい写真はこちらから カメラ1 カメラ2