この梅雨時期、山に行く機会も少なく・・・・・・
なんだかすっかり、頭も体も湿気っぽくなってしまいましたが、
皆さんはいかがお過ごしですか?
私はなんだか調子がイマイチです(山、行ってないからか?)。
そんな感じで、時間が空いたこの間、巷で話題の映画
「剱岳 点の記」見てきました。
原作を含め、事前の情報は気にせず行ってきたのですが、
あまり期待していなかっただけに、なかなか楽しめました。
「剱岳 点の記」HPはこちら
まず良かったのが、映像の美しさ。
皆さんご存知のとおり私、山でいい瞬間があると、
パッと胸のオバQ(デジカメ)で写真をとる癖があるのですが、
この映画見ながら何度カメラを取り出しそうになった事か!
って、そりゃ映画なので美しいシーンばっかりなのは当然ですね・・・・・・。
内容としては、
職業柄ガイドの視点で見てしまいましたが、これまた長次郎に共感できる部分が多く
ヤブこぎや、ホワイトアウトのなかで一瞬迷うシーンなど、
「そうそう、あるある」と心の中で納得してました(大きな声ではいえませんが・・・・)。
もちろん大事に至る前に修正できるのがガイドであるので、皆さんご安心を・・・・。
後は、キャストも良かったですねぇ。
測量のために、長期間山に入る"柴崎芳太郎"の安全を願いつつ、
家で健気に待つ妻"葉津よ"役の「宮崎あおい」ちゃん。とてもかわいくて、いいっス。
また、長次郎の妻佐和役「鈴木砂羽」さんも、言葉少ないながらも、
毅然とした姿がかっこよく、これまた、グッときました。
こんな事ばかり書いていると、「何を見てたんだっ!」とつっこまれそうなので、
もちろん「香川照之」も、「浅野忠信」も、そして死にそうでなかなか悪運の強い?
ノブこと「松田龍平」もいい味出してました。
ライバル日本山岳会の小島烏水こと「仲村トオル」もはまり役立ったし、
とにかく、いい意味で期待を裏切らないストーリー展開で、
これぞ邦画の王道!といえる作品だったのではないでしょうか?
という事で、まだ見ていない方はぜひご覧ください。
そして、もし剱岳に登りたくなった方は、「やま工房」までお問い合わせ下さい。
なんて。
ところで、映画見てるとき、いっつも気になるんですけど
画面がスクロールするときに、ピントがずれるというか、
映像がボケてしまうのは何でなんでしょう?
折角綺麗な映像だけにもったいないような・・・・。
これはしょうがない事なのかなぁ。